住まいの知恵袋

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「住まいの知恵袋」住まいと長く付き合う為に!

いつも住まいのコープのメールマガジンをご愛読いただき、誠にありがとうございます。
先月までお付き合いいただきました「リフォーム道場」は、コープ住兵衛氏が新たな修業へと旅立たれましたので、その後をコープ住兵衛の門下生でもあった、私 清水が担当させていただきます。

読者の皆様のお住まいは、さまざまな場所とさまざまな環境下に建っておられると思いますが、「気温の年較差が大きく夏に高温・多雨となる」という日本独特の環境にあるという点は共通しておられますね。
これから、形こそ違えど同じ環境下にある皆様のお住まいを長く快適に維持していただくにあたってのお話をさせていただこうと思います。

春が過ぎて…

今年の春先は、暖かい日とそうでない日が入り混じり、桜の蕾もいつ開こうか?と迷っているような咲き方でしたね。
冬眠していた動物たちが動き始める春ですが、住まいに携わる私たちには毎年この時期気掛かりなものがあります。ご存じの方も多いと思いますが、『シロアリ』です。
冬の間、緩んでいた動きが春の暖かさで動きを活発にし、「巣立ちの春」ではないですが親元を離れたシロアリ達が新たな住まいを探す旅に出るのです。

「シロアリは住まいの敵」ということは皆様よくご存じだと思いますが、実は住まい以外にも身近な所に住んでいます。
昨年のゴールデンウィークのことですが、とあるコープのお店の近くにある公園の植込みで、何やら飛び交う小さな虫たち。近づいてよーく見ると!! 陽気につられて地中の巣穴から一斉に巣立つシロアリ達でした。これがウミガメだったら「がんはって大海原へ出てまた戻っておいでよ!!。」とでも思うのでしょうが、こと相手はシロアリです。「飛ぶな!街へ行くな!誰の家にも近づくな!」そんな清水の心の叫びもシロアリたちが耳を貸すはずがありません。

そんなシロアリ達から大切な住まいを守るには、日頃からの予防が大切です。

気付かぬうちに…

日曜大工に勤しむお父さん達、お住まいの周りに余った木材などを置いていませんか?軒下のスペースに何気なく置いた木材にシロアリが住み着き、そこから建物に侵入してくる場合があります。日曜大工でお住まいを大切にメンテナンスしているにも関わらず、それがきっかけでシロアリ被害を生んでしまっては…。できるだけ不要の木材は置かないでくださいね。

生垣のあるお住まいの方、生垣の中に古くなった杭が残っていませんか?先ほどの材木と同じように、古くなった杭にもシロアリは住み着きやすいのです。杭は土に打ち込んでいますので、地中からの水分補給もあるのでシロアリにとってはより良い環境かもしれません。木を切り倒したあとに残った切り株も同じように注意が必要です。杭が必要なくなった生垣であれば、すぐに抜いてください。残った切り株も大変な作業ですが、大きな根っこまで抜きましょう。杭が必要な初期の生垣には日々注意していただくか、金属製のパイプなどに変えていただくのも方法です。

ウッドデッキでくつろぐにはちょうど良い季節ですが、そんなウッドデッキも巣作る可能性のある場所です。天然の木を使ったウッドデッキで、爪で傷をつける事が出来るような木材は軟らかくシロアリにとっては食べやすいので、できれば年に2回ほど防腐剤やペンキを塗って水の浸入を防ぐ措置をしてください。

とはいえ、日々の暮らしの中で、シロアリの心配ばかりすることは大変ですので、積極的な予防として、住まいのコープでは、「白蟻生態監視容器」をお勧めします。先にお話ししたように、お住まいの周りのシロアリにとっての好環境を無くした上で、お住まいの周りに4~6か所ほどに木の入った容器を埋め込みます。年に一度掘り返して、シロアリの発生を確認し確かめます。
プロによる診断・チェックで安心していただく方法ですね。

さらに予防として床下・建物基礎部分への薬剤散布があります。
自然素材である木酢酸液などを使って、予防する方法もありますが、効果がやや弱く、有効期間・保証期間が短い…など、若干の不安も残ります。

シロアリ駆除専用の薬剤を散布する方法は一般の方には出来ませんし、小さなお子様やアレルギーの方には注意が必要ですが、シロアリ対策としては最も確実なのかもしれません。

住まいのコープでは比較的安全性の高いマイクロカプセルタイプの薬剤を使います。薬の成分が微小なカプセル詰めになっており、ゆっくり穏やかに作用するので人体や環境への影響を最小限に抑えてシロアリだけを攻撃します。昔はシロアリ駆除をするとゴキブリも出てこなくなった…と聞いたものですが、今の薬剤は、そこまで強力でないというのも、安全性を高めた故の変化です。

いろいろな対策をお話しいたしましたが、地球上からシロアリがいなくなるということは、期待できそうにもありません。
これから梅雨に向けての間は、お住まいの周りで羽のついたアリらしきものがいないかに注意を払ってください。梅雨がくれば、シロアリの巣立ちはなくなりますのでひとまずは安心です。

建物の床下の点検は備えあれば憂いなし、気になった際には住まいのコープの「住まいの健康診断」をご依頼いただければ、皆様の地域の住まいの担当者がご相談を承りますので、お気軽にお声をかけてくださいね。

こんな感じで、住まいのコープ・メールマガジンリニューアル第一回目を締めさせていただきます。
次回は『梅雨に向けての対策』のお話を…。

(住まいのコープメールマガジン 2009年5月配信分)