住まいの知恵袋

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「住まいの知恵袋」住まいと長く付き合う為に!

やっと梅雨が明け、夏本番です。皆様、体調はいかがでしょうか。
いつも住まいのコープのメールマガジンをご愛読いただき、誠にありがとうございます。コープ住宅の清水です。

今月のメールマガジンは、お住まいの税金に関してのお話をいたします。

今年の5月、国会審議を通過して組まれた補正予算の一つに「住宅特定改修特別税額控除の創設」があります。
これだけでは、リフォームに携わる私にも??と何のことやらわかりませんでした。聞くところによると、リフォームに関する減税との事。これは!と思い調べてみました。

今回の「住宅特定改修特別税額控除の創設」の大きな特徴は、リフォームをされた場合に、所得税の減税があると言うことです。ここからは「リフォーム減税」と言い換えてお話いたします。

リフォーム減税とは申しましても、すべてのリフォームに減税がある訳ではなく、

  1. 耐震補強をするリフォーム
  2. 手すりの取り付けや段差をなくすリフォーム
  3. 住まいの断熱性を高めるリフォーム

の3つのタイプに設定されます。

実は、今までも上の3つに関しては、減税制度があったのですが、減税の対象が「ローンを組んで工事をした場合」に限られていました。今回からはローンを組まなくても減税の対象になりました。前もって資金的な準備をしてからリフォームを計画されている方にはメリットになるのではないでしょうか。

それでは今回の減税について、どんな内容かを少しお話いたします。

1. 耐震補強をするリフォーム

 阪神大震災からもうすぐ15年が経とうとしています。まだまだ関西の方々は鮮明に記憶されておられますが、その後の住まいへの対策は余り進んでいないのが現状のようです。
新しい建物は新しい建築基準で建てられていますが、昭和56年5月31日以前に建てられたお住まいは、古い建築基準で建てられたものですので、耐震性には不安が残ります。
これは神戸や関西に限ったものではなく、日本列島全域に共通する事柄で、災害発生時に倒壊した建物が道路を遮断し、救助に向えないなどの二次被害を招きます。そういった防災の観点からも今回の減税の対象になったようです。
兵庫県や大阪市などの各自治体でも補助を設けていますので、減税と補助をより上手に利用し、より多くのお住まいでしていただきたい工事です。

2. 手すりの取り付けや段差をなくすリフォーム

 世界的な長寿大国の日本ですが、年金問題や核家族化など、老後の生活を確実に安心して過ごすにはいろいろな準備が必要です。
『バリアフリー』という言葉は『ユニバーサルデザイン』と共に広く知っていただけるようになりました。その『バリアフリー』をご自宅に採用いただく為の減税措置です。
これは介護を要する方や高齢者だけが対象ではなく、そういった方々や、これからの為にと準備していただく世代の方々も対象となっています。
手すりの取り付けや敷居の撤去、浴室やトイレの改装など広い範囲が対象です。

3. 住まいの断熱性を高めるリフォーム

益々加速する地球温暖化と、進まぬ対策。国を挙げてCO2の削減に取り組んでいますが、なかなか進んでいないのが現状です。
いろいろな場面での対策がなければ達成できないCO2の削減目標ですので、住宅の環境を良くしてエネルギーの使用量を減らそうという目的に沿った減税です。
窓ガラスをペアガラスに替えたり、二重サッシを取り付けたりで断熱性を良くすることが可能です。

今回の減税措置は、「落ち込む景気に対する国の補助的な政策」との見解が多くのマスコミや評論家の方々が述べておられますが、減税の内容をみると、私の意見は少し違いました。
時期的には景気対策かも知れませんが、減税の対象になるリフォームはどれも「明日からでも安心・快適な住環境に出来る」リフォームです。遠い未来でしていただくより、早い段階でしていただき、今後の生活への「備え」と「暮らしやすさ」を手に入れていただくための減税ではないでしょうか。

なお、対象の工事でも、お住まいの方の年齢や、内容など条件があります。
税金に関するお話ですので、詳しくはお近くの税務署にお問い合わせください。

住まいのコープでは、減税の手続きに必要な工事書類の準備などをお手伝いいたします。

毎年夏は海や川で水遊び!が私にとって恒例行事ですが、今年は梅雨明けが遅かったせいもあって、予定が組めていません。果たして清水は水辺へ行けるのでしょうか。

次回のメールマガジンでは、キッチンのお話をしたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

(住まいのコープメールマガジン 2009年8月配信分)