住まいの知恵袋

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「住まいの知恵袋」住まいと長く付き合う為に!

バンクーバーオリンピックでのトップアスリートたちの競技、皆様は存分に感動されましたでしょうか。
12年前の長野オリンピック、私は、閉会式を見に行ったのですが、地元の友人に連れられ、閉会式会場に入場する世界中の選手たちにありがとうの感謝をこめて拍手を送りました。どの国の選手達も私達に手を振り返してくださり、そこでも感動をいただきました。今回のオリンピックも閉会式の映像でその時を思い出し、スポーツで世界の壁を越えて繋がる人々の思いを再確認しました。

いつも住まいのコープ・メールマガジンをご愛読いただき誠にありがとうございます。
コープ住宅の清水です。

私、清水は、冬のスポーツが大好きなのですが、オリンピックが終わると春の気配が少しずつ近づいて、春への期待と冬との別れを感じ、少し寂しくもなります。

地球温暖化のせいなのか、毎年のように雪も減り、スキー場などの冬場の観光地も大きな影響を受けているようです。

鳩山首相が選挙公約として掲げたCO2(二酸化炭素)排出量を1990年比で25%削減するという取り組みは、新聞やテレビなどでも報道され、皆様もご存知かと思います。

CO2を25%削減するには、どれだけの省エネを実行しないといけないのか。
インターネットなどで、どのような改善が必要なのかを調べて見ますと、これはこれは!!、壮大な改善を行わなければならないようです。

まずは、風力発電や地熱・風力発電の増設、潮汐力(海の干満の差を利用した力)の活用や、太陽の光を照明として使う光ファイバーの導入、新築住宅の屋根全てに太陽光発電のパネル設置…といった自然エネルギーの最大限の活用と、原子力発電の高速増殖炉化と増設や、メタンガス、水素などの新エネルギー開発といった、エネルギーの大幅な見直しが必要だそうです。

生活面では、地産地消の徹底や電子書籍化で紙メディアの削減、運送運輸を効率の良い電車・鉄道網へシフト、ガソリン自動車の販売禁止(!!)などといった今の生活を根本から変えるような取り組みが必要なようです。

上に書いたものは極々一部で、日本の産業の仕組みまで変えて、更にまだ努力をしなければならないようです。

200年300年前の暮らしに戻れば、CO2も排出しない生活が出来るのかも知れませんが、そんな夢物語は言っていられません。もしそうなってしまえば、CO2は削減できても、食べ物もなく、生活できなくなるのは間違いありません。

数年前、『LOHAS(ロハス)』という言葉が流行りました。ロハスとは、「環境と人間の健康を最優先し、持続可能な社会のあり方を目指すライフスタイル」といった意味で理解されています。
「環境と人間の健康を最優先」と掲げていては、もはや取り返しの付かない状況になってしまうのかもしれませんね。

日本から排出されるCO2のうち、家庭から排出されるのは全体の20%弱といわれます。「その程度の割合の家庭で削減の努力をしても全体で25%の削減には届かないのでは?」と思ったのですが、運送や工場などの商業に関する部門は年々削減が出来ていて、家庭からのCO2排出量は年々増え続けているそうです。

「住まいのコープ」でもリフォームを通じて組合員の皆様に、住まいからの「省エネ」を提案しています。様々な省エネリフォームの中で代表的なものとして、おすすめといえるのが、太陽光発電システムです。

燦々と無尽に降り注ぐ太陽の光。このエネルギーを屋根に載せた太陽電池パネルで電気に変え、有効に活用する。一昔前なら夢のようなシステムでした。

太陽光発電システムは、太陽の光で日中発電した電気を有効活用するシステムですが、発電した電気をそのまま使うのではありません。
電力会社(関西では関西電力さんですね)に電気を送り、買い取ってもらいます。電気を貯める『蓄電池』は非常に高価ですし、維持費も大変なため、電力会社に送って、他で使っていきます。

当然、買い取ってもらう電気の量がわからなければなりませんので、専用のメーターを設置し、毎月のメーター検針で量を調べます。

昨年の秋までは、普段使いの電気料金と同じ価格で買い取られていた電気ですが、秋から買取価格が倍になりました。

買い取り価格は倍で、普段の電気料金は同じ。この制度が実現できたことで、太陽光発電の設置費用を回収する期間が大幅に短くなりました。
今までは費用を回収するのに20年以上掛かるといわれた太陽光発電システムですが、この制度のおかげで15年程度、場合によっては10年強で回収できる場合もあります。

改修できた後は、発電された電気を売って、家計の中に占める光熱費も大幅削減。環境への貢献と家計への貢献の『ダブルの貢献』です。

また太陽光発電システムは、国・行政の強力な後押しから、設置費用に補助金が出ることも大きな特徴です。

平成21年度の補助金申請はほぼ終了しましたが、1軒あたりの費用で14万円から28万円くらいの補助金か出ていました。この制度は来年度も行われるようですので、新年度の補助金制度を待っておられる方も多いようです。

太陽光発電システムは電気の買取倍額制度と設置費用への補助金、という2つの面から『ひいき』されています。これがホントの『エコひいき』なんて言い方もできますね。

太陽光発電システムにもいろいろなタイプがありますが、代表的なものとしては、2つのタイプがあります。

◆太陽光パネルを現状の屋根材の上に設置する『上置きタイプ』

現状の屋根を加工したり、一部の瓦を金具に変え、アルミの枠(フレーム)を組んだところに太陽光パネルを設置します。
メリットとしては、今の屋根を使い(またはそのまま)、設置できるので、太陽光発電に必要な部材の費用だけで設置できます。また、工事も比較的短期間(1日から3日)で設置が可能です。

デメリットとしては、屋根材の痛みが発生してきた場合には太陽光パネルを取り外し、屋根を葺き替えた後にまた設置するため、メンテナンスのコストが高くなる傾向があります。また、現状の屋根を加工するため、不慣れな工事業者や、屋根に知識のない工事業者などが設置した場合、雨漏れの心配があることです。
近年、太陽光発電の普及で、消費者センターへの苦情が増えているそうですか、その多く雨漏れだそうです。

雨漏れが目に見える状態で発見できれば、まだ修理することは可能ですが、屋根裏や壁の内側で発生した場合、気づかぬうちに大きな被害が生じることも想像できます。

◆太陽光パネルで出来た屋根材に葺き替える『一体型タイプ』

屋根材と同じ形に加工した太陽光パネルを採用し、屋根ごと葺き替えるタイプです。
メリットは屋根材を同じ形で、一体的に見せることが可能なので、外観に違和感を与えず、とてもすっきりとしたデザインになることと、一体型のため、雨漏りの心配もほとんどありません。
デメリットとしては、太陽光パネルとなる部分の屋根材も同時に葺き替えるため、設置費用が高くなることです。

太陽光発電システムを設置することで、環境への配慮・貢献が出来ても、雨漏れが起きてはなりません。

どちらのタイプが良いのかは、工事をする業者の都合で決まってはいけません。しかし多くの太陽光発電を取扱う業者は、どちらか一方しか取り扱っておらず、当然自社の取扱商品を薦めてきます。

現状の屋根・住まいの把握と、長期的にみてどちらのタイプが良いのかを判断できる専門家の判断が必要でしょう。

住まいのコープでは、どちらのタイプもラインナップしています。太陽光に興味をお持ちの組合員様はぜひ一度、住まいのコープにお問い合わせください。すぐに設置をされなくても、環境への意識をお持ちいただければ、生協組織としての使命を果たせるかと考えています。

今月も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
さて、これまで長い間、お読み頂いておりましたメールマガジンですが、この号をもちまして配信を終了することになりました。

なお、引き続き住まいのコープのホームページやブログから色々な情報を発信してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(住まいのコープメールマガジン 2010年3月配信分)