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和室にはふすまや障子が定番ですね。日本で昔から使われてきたふすまや障子は、家にとってどのような必要性があったのでしょうか。ふすまや障子の素材と構造から、日本の住宅で利用されるメリットや必要性をご紹介します。
平安時代に生まれたふすまは、長年に渡って日本住宅の建具として利用されてきました。
寝殿造りを典型としていた平安時代は、大広間を屏風(びょうぶ)や衝立、几帳、簾(すだれ)などで仕切っていましたが、それが元となり柱間の敷居にはめ込む「ふすま」が誕生しました。
現在でも必要に応じて移動できるふすまは、夏場は取り外して広々と風の通る涼しい空間に、冬はふすまを閉めて暖房効果を上げるなど、動く間仕切りとして部屋の間取りを自由に変えることができます。
リビングに和室が隣接している間取りでは、普段はふすまを取り外すことで空間を広く使い、来客時にはふすまで仕切り、独立させることができます。
現在でも純和室には、窓や間仕切りに障子が使われていることがほとんど。
窓に取り付ける障子は「内障子」と言いますが、障子に張られる和紙は目隠しの役割はもちろんのこと、直射日光を程よく取り入れ、室内に拡散させ、部屋全体を均一な明るさにします。
寒い冬に暖房をした室内の暖気は、窓などの開口部から約40%が外に逃げてしまいます。断熱性を上げるため、複層ガラスや二重サッシにすることも効果的ですが、内障子を利用することで、熱損失を約20%に抑えられます。
レースのカーテンも目隠しや採光性がありますが、窓ガラスと隙間ができるため、内障子よりも熱が逃げやすいと言えます。
また内障子は、暑い夏に日射熱を軽減させる遮熱効果もあります。内障子は、冬は暖かく夏は涼しさを保つ、快適な暮らしに欠かせない建具なのです。
コープ住宅では、ふすまの張替え・新調また障子の張替えを承っております。
●張替え施工は3~4日間お預かりします。
●新調は採寸後、約2週間程頂きます。(施工の混み具合によります)
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