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和室の畳はお手入れされていますでしょうか?
畳に湿気がたまると、カビやダニが発生しやすいので、お天気続きのカラっとしている時期に一度干すのがおすすめです。
このページでは、畳の干し方の手順を、コープ住宅スタッフの自宅での作業風景と共にご紹介いたします。
まず畳を持ち上げるところからです。
きっちりはまっている畳を床から持ち上げるには、マイナスドライバーを使います。
畳の縁の部分(写真ではみどり色の部分)にドライバーを畳の下の面までしっかり差し込み、ドライバーを倒すようにして畳を持ち上げます(てこの原理です)。い草の部分(写真では茶色の部分)に差してしまうと、い草がぼろぼろに切れてしまうので気をつけてくださいね。
最近の畳はベースの部分が軽い素材で出来ているので、女性の方でもそれほど苦労せずに持ち上げることができます。
畳を運び出す前に、注意したいことがあります。
畳は少しずつ形が違います。畳を干し終わって、元に戻そうとしたら、きっちり収まらず元に戻らなくなったということがあります。
そうならないために、畳の配置をしっかりメモしておきます。畳を持ち上げると、畳の裏面に数字や文字が書かれています。
メモ用紙に、畳の並んでいる図を描いて、どの畳がどの向きに並んであったか裏面の数字や文字を必ず書きとめておきましょう。
いよいよ、畳を運び出します。マンション住まいの方はベランダでも問題ありません。
戸建てのおうちなどで、お庭に干す場合は、土の上などに直接置くと土の湿気を吸ってしまうので、コンクリート舗装されたところや、ブロック・植木鉢の受け皿など(乾燥していれば、なんでもOK)の上に畳をおいて浮かせて干すのがおすすめです。
畳を干す場所がないというおうちは、畳を少し持ち上げて、空き瓶などをはさんで風を通してやるだけでも良いです。
畳の側面などにほこりがついていたりするので、はたいて取り除きます。その時に、もしカビなどが生えていたら、布にアルコールをつけて拭き取ります。
畳の表側(い草が張られている方)は直射日光にあたると色が褪せてしまうので、裏面を直射日光のあたる面にします。
4時間~5時間干します。途中で上下をひっくり返し、どの部分も均一に日に当てるようにしましょう。しっかり乾燥させることで、カビ防止・ダニ対策につながります。
湿気が気になるお住まいは、床に新聞紙を敷き詰め、その上に畳を敷くとよいでしょう。新聞紙が湿気を吸収してくれるので湿気が軽減されます。スタッフ宅も畳を干した後に、前回の新聞紙を回収したそうですが、新聞紙がしっとり湿っていたとのことです(新聞紙を回収するときに、効果があったことが実感できますね)。
また、コープ住宅では、天然のヒバを使用した防カビ・防虫効果のあるヒバシートを取り扱っており、畳表と床の間にヒバシートを挟みます。新調や畳の表替えをご検討される場合は、ヒバシートを追加されてもいいですね。
いよいよ、畳を取り入れます。戸外が乾燥している時間帯に取り入れたいので、できれば午後2時ごろまでには取り入れます。あともうひと踏ん張りです。
手順②でメモをしたとおりに畳を配置して完了です。
畳を天日干しにすることにより、カビ防止、ダニ対策になり畳の寿命も延びるのでおすすめです。
特にゴールデンウィークは、花粉も落ち着き、畳の天日干しにぴったりの季節です。ぜひお試しください。
今回作業したスタッフの畳は、熊本県八代産のい草を使っています。コープのこだわり「八代産たたみ表」は生産者さんが組合員さま向けに丹精込めて作った「い草」です。新調してから10年が経過しますが、いい風合いがたもたれています。
畳の張替えや新調をご検討されている方は、お気軽にお問合せください。お見積り、ご相談は無料です。
» リフォームメニュー「住まいのコープこだわりの『たたみ』」
また白アリ被害や湿気、配管からの水漏れなど床下の点検も無料で行っておりますので、畳を干した際に気になることがあったという方はぜひご相談ください。