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【リフォームの基礎知識】たたみ表ができるまで
住まいのこと 更新日: 2018/7/10

【リフォームの基礎知識】たたみ表ができるまで

たたみ表ができるまで

「品質を確保し、安心できるたたみをお届け」
その信念から始まった、たたみのご提案。

1.植付の準備・植付(7月・植付け準備、11月~12月・植付)

7月頃から、「い草」の苗を育てはじめ、11月下旬から12月の寒い時期に本田へ植付けを行います。
植付けから3ヶ月の間に「い草」は丈夫な根を地中に張ります。

  い草の苗です

  い草の苗です

  手作業による圃場への植え付けの様子

  手作業による圃場への植え付けの様子

2.先刈り(11月~12月・植付、4月・先刈り→くい打ち→網張り )

約60cm位に伸びた「い草」を先刈り(先端を切る作業)します。

 

※なぜ先端を切るかというと…
(1)い草に刺激を与える。
(2)太陽光を根元まであてて、い草の発芽を促す。

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3.網張り (4月・先刈り→くい打ち→網張り)

先刈り後くい打ち→網張りをし、

「い草」の成長と共に網上げを行っていきます。

 

※い草はこの時期に一気に成長する為、
網を張らないと風が吹いたら倒れたり折れたりします。

4.肥料(5月・肥料)

「い草」は暑い5月~7月にかけて盛んに光合成を行います。

 

この頃から肥料を与える事により「い草」の伸びやすい気象条件に加え、豊富な栄養のおかげで「い草」はぐんぐん伸びていきます。

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5.刈り取り(6月・刈り取り)

6月中旬から、「い草」は網を外され刈り取りされていきます。
「い草」の刈り取りは日中の暑いうちは「い草」が傷んでしまう為、日もまだ上がらない朝方3時・4時から刈り取りは始まり、日が昇るまでと日がしずみ夜露の時に刈り取っていきます。

 

※刈り取ったい草はすぐに農家の作業場に運ばれます。

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6.泥染め(泥染め)

刈り取られた「い草」は汚れを洗い流した後、すぐに「泥染め」という作業に入ります。
天然染土で泥染めを行う理由として、保湿性を高め「い草」の繊維を傷めないようにするためです。

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7.乾燥(乾燥)

泥染めを終えた「い草」は余分な染土を落とし乾燥釜で乾燥されます。
乾燥は温度を調整しながら約17~20時間もかけてゆっくりと行います。

 

←乾燥釜内部。
い草から出る蒸気で白くなっています。

8.選別・加湿(選別・加湿)

「い草」を長さ別に選別機で選別し、長さ別にまとめます。
その後、加湿を行います。

 

※なぜ加湿するかというと…
(1)加湿するとい草が膨らむので織機の針が刺しやすい。
(2)仕上がりがきれいになる。
(3)製織する際い草が折れない。

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9.製織・仕上げ(製織・仕上げ、でき上がり)

加湿を終えた「い草」を一本一本手作業で選りすぐり選別し製織し、たたみ表に仕上げます。
製織したたたみ表は一枚一枚丁寧に検品し、仕上げていきます。

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  一枚一枚最後のチェック!

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