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🔶壁紙の選び方🔶

壁・天井クロス貼替
🔶壁紙の選び方🔶

自由に選べと言われても・・・

リフォームや新築でクロスを選ぶ段階で、「この中から選んでくださいね」と、厚くて重たいブック型の見本帳をわたされて、あまりの数の多さに呆然とされた方もいらっしゃることと思います。
また、インテリア雑誌などでは「サンプルでは良いなと思った柄なのに、実際に壁に貼ってみたら無地のようにぼやけて見えて が っかりした」などの失敗例を目にする機会が少なくありません。

今日は、クロスを選ぶ時のポイントについて、特に確認しておきたい3つに絞ってお話をしたいと思います。

 

<1>なるべく大きなサンプルで色を確認しましょう

クロスを選ぶときは、できる限り「大きなサンプル」を見ること、これは一番に気を付けたいことです。
見本帳に貼り付けてある、名刺サイズの生地見本だけを見て決めるのは、とても危険です。
実際に広い面積にクロスを貼ると、サンプルとはまったく異なる色に見える場合があるからです。

豆知識!色の特性「面積対比」とは。

色には「面積対比」という特質があります。
色が占める面積の大小によって、その色の濃淡が違って見えるのです。

・明るい色は大きな面積になると、いっそう明るい、鮮やかな色に見えます。
・暗い色は大きな面積になると、いっそう暗い色に見えます。

壁紙は、特に広い面積である「壁」に貼るものですから、この面積対比が顕著に現れる例と言っても良いでしょう。
選ばれる際には、大きなイメージ写真を参考にしたり、メーカーから30センチ角ぐらいのサンプルを取り寄せて、じっくり検討するようにしてくださいね。
経験豊富なプロにアドバイスをお願いするのも良いですし、ショールームやモデルルームに足を運んで、実際に貼られたクロスを見て参考にされるのも良いですね!

 

リビングのクロスは、シンプルなものを!

リビングは家族で過ごす時間の長い部屋ですから、おだやかなカラーを選ばれると良いでしょう。
真っ白過ぎると照明や光を反射して目が疲れますので、オフホワイトや明るいベージュなどがおすすめです。
絵を飾ったり、インテリア小物などをいろいろ置くエリアの後ろは、なるべく無地に近いベーシックなクロスがよいでしょう。

また、梁下の壁面を他より濃い色のクロスにすると、奥行きが出ますので リビング全体が広く感じられます。

天井は照明が近いこともあり、下地の凹凸による陰影がわかりやいので、厚みのあるクロスがおすすめです。
また、天井に貼るクロスが白に近いほど、照明の明るさを増す効果があります。
壁と天井を明るい系統のクロスでコーディネイトすると、空間が広がって見える効果があります。

リフォーム(貼り替え)のとき

リフォームの場合、次の2通りの方法があります。
●クロスの貼り替えのみの場合
●下地から新しく替えるの場合

クロスの貼り替えのみの場合、「現状の壁紙を剥がして、新しい壁紙を貼る」という工程の為、下地が平らでなく凸凹のある状態になってしまうことが多いのです。
その為、薄手の壁紙を選ぶと、下地の凹凸が壁紙表面に影となって出てしまい、目立つことがあります。

できるだけ厚手であまり方向性のないものや、壁紙表面にエンボス(凹凸感)があるものを選んだ方が下地の凹凸は目立ちにくくなります。

<参考>汚れ防止フィルム付クロスについて

最近使われることも多い、汚れ防止機能付きのクロスをご存知でしょうか?

・汚れを落としやすく、お手入れが簡単
・表面が強く、キズがつきにくい
・抗菌性が高く、清潔さをキープ

…という特徴を備えたクロスです。
ただし、表面にフィルム加工がしてあり硬い為、柱や梁などに貼る時は角がなじみにくくなります。
湿気の多い洗面所などでは、縮みやすく継ぎ目が出やすくなりますので、注意が必要です。

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クロスは広い面積に貼るものですから、費用の点からも何度も貼り替えできるものではありません。

リフォームや新築の際には慎重に慎重を重ねて、じっくりと家族に合うテイストの素敵なクロスを選びたいですね!

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