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2016.09.27

マンセル値による外壁塗装のカラー指定と景観への配慮

現場レポート

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。大阪北事務所の酒井です。

上の画像はコープ住宅がリフォームを手掛けたお宅で、私が設計を担当させていただきました。
扉横の外壁のカラーにご注目ください。
この色は、マンセル値による指定色なのです。

 

マンセル値とは??

アメリカの美術教育者で画家でもあったマンセルが考案した「マンセル表色系」は、世界的なレベルで普及しているカラーオーダーシステムです。
<表色系>とは色の表わし方の一種で、物体色を
・色相
・明度
・彩度
の3属性によって分類し、さらに記号や数字によって表現したものです。
一般にデザイン関係の分野で多く用いられています。
お家の外壁などに使用する塗料も、このマンセル表色系の記号をもとに調色されるものもあります。

このお宅の外壁の色を、マンセル値で表しますと↓このようになります。
・色相:10YR(じゅうわいあーる)
・明度:3
・彩度:0.5

10YRは建築物の基調色

10YRとは、少し黄み寄りのイエローレッドで、土や砂・樹木の幹等、自然景観の基調となっています。
日本でも古くから建築物の基調色として親しまれてきた色です。

<10YR 倶楽部>という団体がありまして、この10YR系の色彩を活用し、調和のとれた美しい景色をつくるために活動してらっしゃいます。
詳しくは、下の<10YR 倶楽部>のページをご参照くださいね。わかりやすく解説してあります。

10YRって何?
自然界の基調色は10YRが基本
建築物の慣例色は10YRが中心

電柱、ガードレールなどの公共物も10YRを基調にした色彩で、景観に配慮しているケースが増えてきています。
外壁塗装においても、近隣への配慮・景観への配慮が必要であると言ってもいいでしょう。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>

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