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2016.12.07

鉄筋コンクリートのひび割れ、爆裂は放置しないで!樹脂モルタルによる補修工程をレポート

外壁現場レポート

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。西部営業所の永田です。

今日は、お庭の一部である鉄筋コンクリート部分を補修する工程を、現場よりレポートします。

コンクリートの爆裂現象

コンクリートが破裂したように割れて鉄筋が露出することを、一般に「爆裂」(ばくれつ)現象と呼びます。
鉄筋コンクリート造の建物・擁壁などの構造物は、
・コンクリートの中性化
・塩害、酸性雨
・外壁や屋根などのひび割れからの雨水の侵入
…等によって内部の鉄筋に錆が発生し、膨張します。これに押し出される形で、ひび割れや爆裂等の事象が起きるのです。

 

↑こちらのお宅でも、お庭の一部となっているコンクリート部分が爆裂を起こしていました。危険ですので補修しなくてはなりません。

コンクリートの劣化現象を長い間放置することは、建物や擁壁の劣化を早めてしまうことになります。
また、場合によっては「落下した破片が人に当たる⇒ケガを負う」といった人身事故にもつながりかねません。

今回の爆裂部の補修行程は、次のとおりです。

(1)修繕にあたり、万が一の事態に備えて まずは施工現場の安全を確保します。

(2)もろくなっているモルタルやコンクリート部の爆裂部分をハンマーなどで叩いて落とし、鉄筋を露出させます。
むき出しになって現れた錆びた鉄筋に対して、サビを落として清掃した後、防錆処理を施します。

(3)欠損部への埋め戻しとして、樹脂モルタル※を使った左官補修を行います。
※エポキシ樹脂と特殊軽量骨材を配合した、軽量で高強度の特殊エポキシ樹脂モルタルのことです。

 

 

(4)補修した部分の上に塗装作業を施して、完了です。

「(樹脂モルタルって)塗っているときに、落ちてこないんですか?」

これは、よくお施主様から聞かれる質問ですが、実物は粘土のように固いので、むしろモルタルのように伸ばすことが困難なぐらいです。

私もDIYで天井の左官をしたことがありますが、それはつらい作業でした。5分も塗ると腕は重たくなり、首は凝り固まり、そのままマッサージ機にでも座り込みたくなるぐらいです。(^_^;

ですので、現場で作業中の職人さんの姿を見ると、非常に感じ入るものがあります!
つい「やっぱりプロですね~」と声を掛けると、「わし何十年やってると思っとるねん!!」とのご返事。ごもっともですね。

――――― * ―――――

お家で劣化の気になる鉄筋コンクリートの箇所がある場合は、後回しにせずに 気が付かれた時にすぐ、プロにご相談ください!!!
もちろん、コープ住宅のいつもの地域担当にご相談下さってもOKです。

何か事故が起こってから対応するのでは遅いので、早めの対応・調査をお勧めいたします。

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