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2016.12.16

やっかいな冬の窓の結露、その原因と対策☆毎朝の拭きそうじから解放されたい方は必見!

玄関省エネ

12月も半ばを過ぎ、ドンドン寒くなってきましたね。ぞうきん片手に窓ガラスの結露そうじ…の毎朝に、少なからずストレスを感じておられませんか?

 

 

結露ができる原因と その正体

結露の原因は、温度の変化と水蒸気の量とが密接に関係しています。家屋内での水蒸気の発生源は、次のようなものがあります。
・加湿器、開放型のストーブ(石油ファンヒーター、反射型の石油ストーブなど)
・調理時に発生する湯気、お風呂の湯気
・室内に干している洗濯物
・人間の呼吸、観葉植物 …など。

 

 

さて、空気の中に水蒸気として含まれることができる水分の量には、限界があります。また、この量は温度が下がるにつれて減少していく傾向にあります。
では、空気がどんどん冷えて温度が下がっていった場合(就寝後の室内など)、限界量を超えて余ってしまった水蒸気は一体どうなるのでしょうか?
⇒余った水蒸気は、空気中に存在することができないため、水滴となって我々の目の前に現れます。この水滴こそが、結露の正体です。

 

効果のある結露対策・4つのご紹介

結露を防ぐ目的のリフォームのご紹介です。初めの2つは「窓」、残りの2つは「壁や天井、押入れ」等を対象としています。

1.エコリフォーム:『内窓』(二重窓)を取り付ける

最初にちょっとコストはかかりますが、多くの組合員さまにご満足いただいている結露対策リフォームです。
窓を2重にすることで、間に空気の層ができ、冷たい外気が室内に流れ込むのを防いでくれる仕組みです。
室内側のガラス面が冷えにくくなるので、結露防止効果が高くなります。

 

↑写真は内窓『プラマードU』…YKK AP社のホームページより

2.効果バツグン!窓ガラスを「真空ガラス」に交換する

真空ガラスは、2枚のガラスの間に 0.2mmの真空層を閉じ込めている複層ガラスです。真空の中では熱は伝わらないので、一般の1枚ガラスの約4倍の断熱性能を発揮します。
室内の温度が20℃、湿度が60%の場合、
○一枚ガラスだと、外の温度が 8℃になると結露が発生しますが、
真空ガラスだと、マイナス23℃になるまで結露の発生を抑えます

最も効果がある結露対策ではあるのですが、価格面では若干割高になります。

 

 

↑日本板ガラス「スペーシア」カタログより、スペーシアのしくみ

 

3.壁面に調湿壁材『エコカラット』を取り入れる

『エコカラット』は、粘土鉱物などの微細な孔を持つ原料を焼成した内装壁材です。室内の湿度が高くなるとこの孔が湿気を吸収して湿度を下げ、逆に湿度が低くなると 湿気を放出してくれます。
余分な湿気をエコカラットが吸収することで、冬の暖房により起こりやすい結露を抑えます。部屋干しによる ジメジメの解消にも効果が期待できます。

また、種類が豊富なのも特徴です。インテリアデザイン面で見た目も良く、タイルのように並べ方(組み合わせ)も楽しめます♪

 

↑リクシル社ホームページ「エコカラット」のページより

 

4.壁や天井・押入れに、調湿壁材『さらりあーと』を取り入れる

「さらりあ~と」は、微細な空気層を無数にもった仕上げ材です。室内の湿度が高くなると、余分な湿気を吸って結露やカビの発生を抑制します。クロス仕上げの壁に比べると 約7倍の吸水力があり、室内を常に40~70%のちょうど良い湿度に保ってくれます。

結露は窓はもちろん、押入れや壁にも発生します。「さらりあ~と」は天井材や収納用ボード、押入れボードなど豊富なラインナップの中から、湿気が気になる箇所に取り入れることができますよ。

 

 

↑大健工業ホームページ「製品情報/調湿建材さらりあ~と」のページより

 

最後に…結露のおてがる予防策:『換気』!

・窓がくもってきたなと思ったら、換気扇を回す。
・日中、短時間だけ窓を開け放ち、冬のカラッとした空気と 室内の湿った空気とを入れ替える。
こういった換気をすることにより、結露の発生を少しでも抑止することができます。お天気の良い日、気が付いた時にぜひ実行してみて下さいね。

 

 

いかがでしたでしょうか?
毎冬おなじみの<結露>の正体が、家の中に貯まっていた水蒸気だったとは…。 「やっぱりなー」と思われた方も「そうだったの?」という方もいらっしゃることと思います。

最初にご紹介した結露対策【1.内窓】と【2.真空ガラス】の取り付けは、「住宅ストック循環支援制度」による援助金の対象商品となっています。
わかりにくい点があったり、もっと詳しく教えてほしいなと思われましたら、お気軽にいつもの地域担当者か、最寄りの事業所までお電話くださいね。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Calender

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